こんにちは!豊澤です。
昨日、市原市地区の総体予選が開かれました。
今回の大会で高校3年生は引退がかかった試合になり、どの試合も気迫溢れる良い試合となりました。
その中でも、1年生の時から同年代を先頭で引っ張ってきたと言える2人の選手が県決めのラウンドであたったことに、私感ながら、寂しさと、なんでここでこの2人があたってしまうのだろう、という思いにかられました。
しかし本人たちは本気の本気、まさに戦う者同士の熱戦を繰り広げてくれました。
お互いに疲労から痙攣や体の痛みが出ている中、意地と根性のみでボールを返すその姿に、見ているみなが心をうたれたと思います。
はじめはあった声援も、いつの間にか固唾を飲んで見守ることしか出来なくなっていき、もはやいつもは何があってもペラペラとうるさく喋って邪魔なオーディエンスも誰一人喋ることなく試合を見守り続けていました。
かくいう私もお互いをよく知るコーチとして、その場から1歩も離れること動くこともしてはいけないと感じさせられ、こちらにまで伝わる緊張感を目をそらさず受け止めていました。
実はプレッシャーで吐きそうになっていたのは内緒です。
結果は7−6(タイブレーク7−5)で生徒が負けてしまいましたが、この試合で得たものはとても大きく、その夜、残念がっていた私を尻目に生徒の方が来週開かれる順位決定戦に向けて意欲を燃やしていました。
この大会で全ての教え子に成長と強い意志を感じることができました。
このことはとても嬉しいことで、コーチをしていて一番の報酬だと思わせてくれる瞬間だと感じました。
本当に感謝の言葉しかありません。
ですが、まだ大会は終わっていませんし、もちろん、どの選手にもまだチャンスがあります。
出来ることなら全員に先を見せてあげたい。まだまだずっと一緒にいて大好きなテニスを楽しむ姿を見ていたいと思ってしまいます。
ただ、勝負の世界は結果が全て。
全てをかけて挑み、ごく少数の、最後まで本気で諦めずに勇気を出した者だけがこのチャンスをものに出来る厳しい世界です。
コーチである私もまだまだ気持ちを落としてはいけません。
まだ皆と共に戦えることがとても嬉しいですし、これからが本当の勝負だと感じています。
厳しくも充実したアスリードとしてのこの一瞬をかみしめて、私たちの戦いはまだまだ続いていきます。
長くなりましたが、この辺で。
また続きを報告させて頂きたいと思います。
これからもアスリードメンバーの応援の程、是非、よろしくお願い致します。
豊澤
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